アダルトビデオはファンタジー
セックス描写が中心になるせいもあってか、意外にファンタジーという部分に着目できない利用者が多いように感じます。
冷静に考えれば誰だって気づくことなんですが、普通の性行為で都合の良いアングル設定は難しいし、当然のように見せ場に期待するのも無理です。
そりゃ、そうです。自然体でセックスするんですから。
自分の欲求を素直に満たすことしかしない以上、観客である視聴者のことなんて何一つ考慮するわけがないのです。
その点、アダルトビデオは、予め、台本を綿密に組んだ上で撮影するので、都合の良いアングルとセンズリできる展開に恵まれる。
だから、オカズとして実用できるし、ビジネスとしても成立するわけです。
なぜ、視点を切り替えれない?
テレビドラマや映画であれば、皆一様にファンタジーとして楽しめても、なぜ、アダルトビデオの場合だとできないのか?
これ、不思議ですよね。
私はこのような仮説を立ててます。
- イイオンナを抱く男優に強い嫉妬
- 自分好みの性描写に恵まれなかった
- アングルが自分の感性(視点)と異なる
- 性表現の在り方が、自分の感性とズレてて面白みが湧かない
文章で書くと極々当たり前のことですが、意外に、この点に着目して楽しめる人が少ないように感じます。
結論を直球で書いてしまうと、所詮、人は人、自分は自分です。
観る側に感性もあれば、当然のように作り手にだって感性というのがあります。人間十人十色である以上、都合よく好みに合う描写に恵まれるはずがありません。
ですが、アダルトビデオの性質上、『性欲発散できるのか?』が求められるため、テレビドラマや映画のように楽観視できないし、当然、割りきって見ることもできない。
だから、匿名掲示板が、愚痴まみれの書き込みで埋め尽くされてしまうわけですね。
これは、国内向け(モザイク)ビデオでも、海外発の無修正ビデオでも一緒です。
映像特性、表現の在り方、存在価値、全てにおいて変わらない以上、アダルトビデオに限っては、ジャンル問わず、当てはまることだと思います。